10年ほど前から、両手の曲げ伸ばしがスムーズにいかないなどの筋力の低下を感じ始めた。その後も筋力の低下は続き、ペンが握りにくくなったり、手すりを利用してもひざから力が抜けて倒れたりしてしまうような状況だった。

　歩行器を利用していたが、腕の筋力低下により坂や凸凹のある道は移動できず、一人での外出は危険だった。簡単な作業はできるものの、重いものを持てなかったり細かい作業ができなかったりなど、自宅内での生活も一人では困難だった。

　障害基礎年金（2級）の受給が決定しました。家庭内での行動についても相当程度の制限を受けていたものの、身の回りの簡単なことは自立して行うことができたため妥当な結果と思います。

　車いすを使わなければ生活できないほど症状が進行していなくても一人での生活が困難な場合は、障害年金を受けることができる場合があります。症状がゆっくりと進行していくため、初診日（初めて病院に行った日）の証明が困難な場合が多くあります。

　筋ジストロフィーは症状がゆっくりと進行していくため、初診日（その症状ではじめて病院にかかった日）を証明する書類がそろわない場合が非常に多く見られます。
　障害年金の請求でお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。